トップページ(南木-楠木正成サイト-) >>  楠木光正(くすのきみつまさ)【楠光正】

楠木光正(?〜1429)

逆さ菊水紋紹介
 室町時代の人物。五郎左衛門尉。楠木一族か。一説に楠木正勝の子。法名浄専。
 永享元年(1429)9月、僧の姿に変えた光正が足利幕府六代将軍の足利義教を大和国(奈良県)春日大社で暗殺しようとするが、捕らえられてしまい京の六条河原で処刑されました。

 うたが残っています。

なが月やすゑ野のむらの草の上に 身のよそならできゆる露かな
我のみか誰が秋の世もすゑの露 もとのしづくのかかるためしは
夢のうち都の秋のはては見つ こころは西にありあけの月

『永享元年九月廿三日 楠木五郎左衛門尉光正常泉 見物人河原充満、自南都御使立、急可斬之由被仰、其形僧也、頌歌等天下美談也、楠木首四塚に被懸云々』(看目御記)
とあり、天下の美談と評判になったようです。