用語集
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あ行
- 赤坂城(あかさかじょう)
- 下赤坂城のこと。大阪府千早赤阪村の村立中学校の裏手に碑があります。
- 悪党(あくとう)
- この時代では、徒党を組んで幕府や荘園領主に反抗(略奪など)する集団。土豪、荘官や一部の御家人までも悪党と言われていました。 鎌倉時代の農民は、品種改良や二毛作・三毛作などの農業技術の発達や鉄器具などの農耕具の発達により、収穫を増やし余剰財産を増やす者も現れ、その経済力を背景に作人から名主にのし上がったり、さらに名主が武士になり、近隣の仲間や同族たちとともに荘園を奪ったり幕府に逆らったりする集団が増えてきました。これを「悪党」といいます。「ワル者」とはちょっと違います。
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か行
- 上赤坂城(かみあかさかじょう)
- 楠木本城のこと。大阪府千早赤阪村上赤阪にあります。小根田城・桐山城とも言います。
- 後南朝(ごなんちょう)
- 1392年(明徳3)10月〜閏10月に北朝と南朝の合一がありましたが、その合一条件を遵守しなかった北朝に対して違約であるとした後亀山天皇が再び吉野に移り住みました。その後、後亀山天皇の皇統(子孫)を奉じて何度も蜂起した事件、またはその皇統のことを後南朝と言います。
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た行
- 千早城(ちはやじょう)
- 大阪府千早赤阪村千早にあります。金剛山にある山城で、楠木正成はここで鎌倉幕府の大軍と戦いました。千剣破城とも。
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な行
- 楠公八臣【楠木八臣】(なんこうはちしん)
- 和田正遠、満仁王丸、恩地満一、湯浅定仏、八尾顕幸、宇佐美正高、志貴朝氏、神宮寺正師。 ←これは河内判官太夫さんに教えていただきました。他説もあるそうです。
- 南北朝時代(なんぼくちょうじだい)
- 1336年(建武3)12月、花山院にいた後醍醐天皇が三種の神器を持って大和国吉野に移り住んだため、皇統が北朝と南朝の2つに割れました。1392年(明徳3)閏10月までの南北朝の合一までの期間を指します。
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は行
- 蟠龍起萬天(ばんりゅうまんてんにたつ)
- 楠木正成の旗印。
蟠龍とは、天に昇る前に地上でうずくまっている龍のこと。 - 非理法権天(ひりほうけんてん・ひりほうごんてん)
- 「非は理に勝たず、理は法に勝たず、法は権に勝たず、権は天に勝たず」と解釈されているようですが真意は不明。楠木正成の旗印と言われているがこれもまた不明。非利法権天とも、非理法憲天とも。