南北朝略年表
(南北朝統一)
- 正平二三年・応安元年(1368)
- 足利義満、征夷大将軍になる。
- 管領細川頼之が補佐する。
- 後村上天皇崩御。
- 寛成親王(
長慶 天皇)即位。長慶天皇は強硬派とされる。
足利義詮の死去と後村上天皇の崩御で両朝の和平構想が難しくなった。
- 正平二四年・応安二年(1369)
- 1月、楠木正儀、北朝へ降る。
- 強硬派の長慶天皇の即位と細川頼之の招きによる。
- 文中二年・応安六年(1373)
- 8月、九州探題今川了俊が大宰府を攻略する。
- 北朝の勢力が伸びる。
- 天授四年・永和四年(1378)
- 足利義満、花の御所に移る。
- 室町幕府の名前の由来。
- 天授五年・康暦元年(1379)
- 康暦の政変
- 閏4月、管領細川頼之が失脚し斯波義将が再び管領になった。
正儀は北朝で孤立していく。
- 弘和二年・永徳二年(1382)
- 閏1月、正儀、南朝へ帰参。
- 守護職の剥奪と細川頼之の失脚が影響か。
- 弘和三年・永徳三年(1383)
- この頃、長慶天皇、煕成親王(後亀山天皇)に譲位。
- 南朝が柔軟型になる。
- 元中二年・至徳二年(1385)
- 8月、正儀は紀伊三谷城で挙兵。
- 挙兵するも山名義理に破れる。この年に宗良親王没。
- 元中七年・明徳元年(1390)
- 足利方の土岐康行の乱。
- 元中八年・明徳二年(1391)
- 12月、明徳の乱。
- 山名氏清が足利義満に反乱を起こす。
- 元中九年・明徳三年(1392)
- 閏10月、南北朝合体。
- 北朝では大内義弘ついで吉田兼煕、南朝では吉田宗房・阿野実為らと交渉を重ねていった。
将軍足利義満が南朝側にいくつかの条件を示し、南朝の後亀山天皇は受理した。
閏10月5日、譲国の儀式なしに神器が後小松天皇に移された。
主な出来事
1379年:康暦の政変1390年:土岐康行の乱
1391年:明徳の乱
1392年:南北朝合体